2017年2月8日水曜日

馬場の松

母校、佐伯鶴城高校の校歌(四番)に

かかる自然に育まれ かかる史蹟に鑑みる
健児の前途君見ずや 城山の松 馬場の松
風にうそぶき雲を呼ぶ 雄々しき姿これぞこれ

という一文があります。

城下町の東の門、当地を収めていた毛利家の菩提寺である「養賢寺」の前から延びる道の
左手にある小さな土手に植わっている松が「馬場の松」です(矢印の部分)。





一説によると、津波から城下を守るための土手だったと言われています。
第二次世界大戦の際には、海軍航空隊の基地があったことから、市内は何度か機銃掃射や爆撃を受けました。
終戦前日の爆撃で、この土手に掘られた防空壕に爆弾が直撃し、避難していた住民の方々が犠牲になったそうです。
周辺の松の枝には肉片などが引っ掛かり、地獄のような情景だったと、亡くなった叔父から聞いたことがあります。
この写真の右側にはグランドが、左側には校舎があります。

グランド側から校舎を望む。
この景色は46年前から殆ど変わっていません。
後ろに控えるのは城山です。」


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