2017年2月19日日曜日

ごまだしうどん(2)

我が街佐伯の名物のひとつに「ごまだしうどん」があります。
エソという、かまぼこの材料になる魚と、味噌、ごまを合わせて作る「ごまだし」という調味料をお湯を張ったうどんの上に載せ、溶かしながら食べるという素朴な料理なのですが、何ともいえない風味があり、子供の頃から親しんだ地域独特のソウルフードです。
食べ物が豊富でなかった頃は、家庭でごまだしを作っていたそうです。
子供の頃は、池船にあった「天野」という食堂がずっと作り続け、土曜日の昼にたまに出前を取ってもらって食べていました。
15年ほど前に鶴見の婦人会が無添加ごまだしを限定で商品化し、これをきっかけにして佐伯市がごまだしの売り出しに力を入れ始め、鮮魚店や料理屋さんを中心に独自の味で商品化しました。
量産されていないので、市内でもスーパーでは滅多に見かけませんが、道の駅などでは見かけます。
船頭町の天草食堂は、自店でごまだしを製造しながら、お店でごまだしを食すことができます。
古いお店です。

メニューはサンプルを並べる「古式ゆかしき」流儀に則ってます。


サンプルの隣には戦艦の模型が。



メニューは至って庶民的です。昭和の色を残しています。



こちらがごまだしうどんです。うどん自体は特長はありません。かまぼことネギ、ゴマだけのシンプルなうどんですが、この味は独特ですよ。




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